新型コロナウィルスの感染拡大が長期化し、さらにこのところの感染者数の急増を受け、感染者数や感染対策、経済の問題などコロナ関連のニュースを見かける機会が多くなってきました。

マスクの着用や手洗い、換気といったような「新しい生活様式」を身につけることを求められたり、去年までは普通にしていたこと、できていたことが中止や規模の縮小、新たな方法を取り入れざるを得ない状況になるなど私たちの生活自体も大きく変わりました。

そうした状況の中でさらなる感染拡大のニュースを聞くと、「いったいこれからどうなってしまうのだろう?」「どんどん感染者が増えてしまうの?」「また、緊急事態宣言が出たり、自粛生活が始まるの?」と不安に感じたり、「今までずっと我慢してきたのに、また⁉」と怒りにも似た気持ちを抱いたりすることがあるかもしれません。

「政府の対策が悪い!」「コロナにかかった人が悪い!」「あちこち遊びに行っている人が悪い!」など誰かのせいにしたり、他の人を責めたい気持ちになることもあるかもしれません。反対に「きっと大丈夫!」というようなコロナに対しての慣れや油断もあるかもしれません。

コロナ対策が長期化する中での疲れやストレスも溜まりやすくなっている今だからこそ、もう一度思い出してほしいことがあります。

 コロナ関連のニュースやネット記事の見すぎに注意しましょう

不安になるとTVのニュースやネットなどで情報を調べたくなりますが、調べれば調べるほど不安が大きくなってしまう事があります。どれだけ情報を得ても、私たちにできることは感染対策をきちんと行うことです。情報を集めすぎるとネガティブな情報も多くなり、不安が大きくなったり、他の人のことを批判したくなったりしてしまいます。
コロナに関する情報は時間を決めてみるようにし、情報から距離をとる時間を大切にしましょう。

不安に感じるのは特別なことではないことを忘れずにいましょう

いつになったらコロナが収束するのか、自分が感染してしまうのではないか、誰かに感染させてしまうのではないかなど、これからどうなるかわからないことや自分ではどうすることもできないことに対して不安に感じるのは当たり前の反応です。
今感じている不安は誰にでも起こりうる自然なことだということを忘れないようにしましょう。そうすることで少しだけ気持ちが楽になるかもしれません。また、「正常な不安」があることで、感染しないよう気をつけたり対策を考えることができるので、自分を守るために大切な不安だとも言えます。

 できるだけ規則正しい生活を心がけましょう

起きる時間や寝る時間が遅くなりすぎないようにしましょう。散歩に出かけたり無理なくできる運動やストレッチなども取り入れてみましょう。
陽の光を浴びることも大切です。食事も頑張って作る必要はありませんが、3食摂ることも大切です。
好きな音楽を聴いたりゲームをしたり、今できないことではなく、今もできる好きなことに目を向けてみましょう。

 自分の体調の変化を気にしすぎないようにしましょう

自分の体調の変化やこころの負担に目を向けることはとても大切なことです。
しかし、自分の体調の変化ばかり気にしすぎると、ちょっとした体調の変化が気になり不安が大きくなってしまいます。人間の体調は常に一定ではありません。
気温の変化や天気、その時の精神状態などによっても大きく左右されるものです。
体調の変化ばかり考えないようにしましょう。

 

お時間がありましたら、すでに掲載済みの記事にももう一度目を通していただき、参考にしてみてください。